電子書籍リーダーがないなら

WMデバイスpalm OSなどと比べると、日本語対応のアプリの少なさは寂しいものがあります。もっともpalm OSのそれは過去の遺産がほとんどですが。テキスト形式の書籍、例えば青空文庫で配布されているような書籍データは、mobireaderで変換するとか、試してはいませんがフォントを埋め込んだPDFにしてしまうとか、HTML化してしまう方法で対応できます。ブンコビューワの.zbf形式は、現状S60上では不可能なので諦めています。Dot book形式は、書籍によっては(ボイジャー社直営の理想書店と、グーテンベルグ21で販売されているdot book形式の電子書籍)Win/Mac上の動作する有償版のT-Time 5.5で.jpgファイル出力可能です。ということで、今回はN95向けにQVGAサイズで出力、画面サイズと自分の衰えつつある視力を考慮して、縮尺度を拡大方向にふりました。1画面毎に1ファイルで、しかも文字は大きめですから、一冊でだいたいファイル数2,000 - 2,500のデータになります。サイズ的には元データが文字ということもあり、20-50kB/ファイル
で合計50MB程度です。ファイル数はともかく、容量として音楽アルバム一枚と言った感じです。N95上で閲覧するアプリは、今のところResco Picture Viewerを使っていますが、ストレスなく「本を読めて」います。ちょっと不便なのは、ブックマーク(文字通り栞)機能がないので、読んでいる途中でアプリを終了してしまうと、ページ数(T-Timeで出力時に、ファイル名がページ数になっています)を覚えていないと、再開箇所を見つけるのが、かなり面倒なことになってしまいます。少々前準備が煩雑ではありますが、読み始めてみると、思っていたよりも快適なので、続けられそうな予感。