電子書籍リーダー

Amazonのおかげで、ここにきてにわかに国内メディアでも、端末についての記事が目立つようになりました。電子書籍待望して早四半世紀の僕としては、ハードウェアには興味がわきません。米国の場合は、新刊本もかなりの確率で電子化されて販売されています。それにたいして国内では、週毎に新規に発売される電子書籍のタイトル数が、全体でも約50タイトル程度に留まっています。通常の携帯電話端末向けは、もう少しありそうですが、貸本以下の貧弱さですから(時間が経過すると、読む権利が消滅する)ここでは数えていません。そんな状況で、米国のすばらしいサービスをハードウェアのみの観点で語られても、しらけるだけです。報道メディアが出版社も兼ねている日本ですから、仕方ないのでしょうね。楽曲におけるSONYの立ち位置と似ています。とにかく、既存の権利保持者に気兼ねして新サービスを確立できない国内業者、業態のふがいなさをここでも存分に発揮しているわけです。書籍自体の販売と同様、電子書籍販売も日本に法人すら置かないAmazonに持って行かれるかもしれませんね。